鬱病について☆あなたの心は大丈夫ですか? よく、掲示板等でも自分は鬱病であると言う人を 見かけますが、単なる気持ちの落ち込みと欝はどう違うのでしょう 人は誰でも悲しい事があると気持ちが 落ち込みますが、多くは時間が経てば元に戻ります。 ところが、落ち込んだ気分が長く続き、生活に 支障が出る場合を「鬱病」と言う様です。 鬱病になりやすいタイプとしては 1生真面目、几帳面、手を抜く事が出来ない人 2世間の秩序を守り、常識を大切にし、いつも 他人に気を使う人 いずれも、周囲から頼りにされる好ましい 性格ですが、ストレスに対してゆとりがなく、 環境の変化に適応する事が苦手で、必要以上に 責任を感じてしまいます。 (但し、この様なタイプの人全てが鬱病になると言う ワケではありません) 鬱病の原因としては、女性の場合、夫や子供等、 家庭内の問題や妊娠、出産、育児、更年期等、 女性特有の出来事が原因となる事がよくあります。 1心理的負担:育児や家庭内トラブルによる心労。 子供の独立や肉親の死去等の喪失体験 2身体的負担:妊娠、出産、更年期(閉経)、月経等 3薬の副作用:高血圧治療薬、経口避妊薬、副腎皮質 ホルモン等・・・ 鬱病の症状としては、 気分が落ち込む、自信が無くなる、集中力や判断力の 低下、悲観的で自責的考えを持つ、気力喪失、全てが 億劫になる、楽しいと感じられず何事にも興味がなくなる、不眠、食欲や性欲の低下、倦怠感、肩こり、頭痛、頭重、胃の不快感、便秘等です。 鬱病は早期発見が大切です。 1週間ごとに心と体の状態チェックをしてみて ください (該当する物をチェックしましょう) ☆体の調子のチェック 1・夜、なかなか寝つけない 2・夜中に何度も目が覚める 3・朝、早く目が覚める 4・体が怠い、疲れやすい 5・原因不明の頭重、めまい、動悸、肩こり 胃の不快感、便秘等がある 6・いつもより性欲がない 7・いつもより食欲がない ☆心の調子 1・一人ぼっちで寂しいと思う事はよくある 2・ちょっとした事で、涙が出る 3・自分を責める事がよくある 4・ちょっとした事で不安になったり、 イライラする 5・これからの事について自信が持てない 6・生きているのが嫌になる事がよくある ☆家庭での調子 1・朝は気分が重い 2・夕方になると、気分が軽くなる 3・家事や片付け等家の事をするのが億劫だ 4・悲観的になる 5・テレビや趣味等楽しかった事が楽しいと 感じられない 6・人と会うのが嫌だ 7・ファッションやおしゃれに感心がわかない 「鬱病」との付き合い方と治療法 治らない鬱病はありません。 独りで悩まず病院で相談し、主治医の指示に従って 薬(抗欝薬)を服用しましょう。 抗欝薬は乱れた神経のバランスを元に戻して 鬱病を治します。最近はSNRI(セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害剤)と言う従来の薬より副作用が少なく、安心して服用できるタイプの薬が使える様になりました。 そして、心と体をゆっくり休めましょう 服薬と休養が鬱病治療の二本柱ですが、主婦の場合 家事や育児の為にゆっくり休めない事がありますが 家庭で休む事を、怠けている様に考えてしまう傾向が 自分自身にも、家族にもあります。 家族の正しい理解と協力が必須です。 鬱病の間は判断力が低下しますので、重大な決定を する事はなるべく避けましょう。 また、辛いからと言ってお酒に逃げるのも よくありません。 気持ちにゆとりを持って、無駄な時間を無駄に過ごす のも大切な事なのです、 ストレス社会の今日・・・ 鬱病は誰にでも起こりうる病気です。 独りで抱え込んでノイローゼになったり 犯罪に発展したりしない様、心のケアを大事にしなくてはなりませんよね。 |